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日本SRGM連盟代表・日本アニマルライツ連盟理事・日本優生思想研究所研究員の日野智貴のブログです。いのちに線引きする「優生思想」に断固反対!(記事内容は所属団体の公式見解とは無関係の個人的見解です)

危険すぎる!!竹田恒泰の「憲法観」


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竹田恒泰という「旧皇族」に皇籍を与えるべきである、とする「旧宮家復活論」が、現在、広まっている。

しかし、私は、逆に旧宮家復活亡国論」を主張したい。なぜなら、竹田恒泰が皇族となると日本が崩壊すると言っても過言ではないと、私は思うからだ。

まず、竹田恒泰憲法学者であるが、彼の憲法観は、あまりにも危険すぎる!!

彼の憲法に関する、発言を見てみよう。

憲法っていうものは所詮戦争の中で作られるものなんです。憲法というのは革命の中で作られるものなんです。

>平和な中でじっくり審議して合法的に立ち上がった憲法なんてどこにあるんですか。(中略)何処の憲法も天下動乱の中で短時間でしかも素人とかが書いてるんですよ。

冗談じゃない、これではまるで、「憲法は非合法的に作っても構わない」と言っているようなものではないか!立憲主義の否定である。


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安倍晋三は、この竹田恒泰という憲法学者を「旧皇族」にする「旧宮家復活論」の支持者であるが、立憲主義を否定する皇族の下で制定される憲法が、一体、どういう代物になるのか、考ええるだけで怖ろしい。そういえば、自民党憲法改正案では、天皇陛下憲法を守る義務がないが、『大日本帝国憲法』でも陛下の権力は憲法に縛られていた。それが立憲主義の原則だからだ。

竹田恒泰のような憲法観を持つ者が、皇族となって安倍政権憲法改正を推し進めると、一体、この国はどうなってしまうのか。そもそも「合法的に立ち上がった憲法なんでどこにある」という以上、ちゃんと『日本国憲法』の改正規定を守るのかどうかも疑わしい。

このままでは、気が付いたら「竹田恒泰殿下が安倍晋三総理大臣とともに新しい憲法を公布する」と、憲法改正の手続きを経ないまま、「革命」が起きているかもしれない。

恐ろしい時代が来たものだ。明治維新以後の、立憲主義崩壊の足音が、聞こえてくる。

参照:『崩壊した竹田恒泰氏の真正護憲論批判(1)』 山岸崇


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