古寺多見氏が私からの指摘を受けて初歩的な間違いのある記事を削除
アンチ立憲民主党で社会民主党の消極的支持者である古寺多見氏( id:kojitaken )が昨夜のブログ記事で次のような追記をしている。
初めに言っておくと、これは古寺多見氏なりに誠実な態度であると思う。
[本論とは関係ない追記]
先ほど内容に重大な誤りを含んだ記事を公開してしまいましたが、その記事を削除しました。その内容に関しては別の記事を明日以降に公開する予定です。その時点で思わせぶりなこの追記を削除します。今夜は残念ながらもう時間がありません。
この措置に私は驚いた。
その「重大な誤り」は私が指摘したものであるが、古寺多見氏は誤りを見つけるとその部分に横線を引いて訂正するのが通常であるからだ。
もっとも、古寺多見氏の当該記事にはウェブ魚拓が残っている。
古寺多見氏による「重大な誤り」と言うのは、当該記事のこの部分だ。
上記松尾氏のnoteで釈然としない点が一つある。
それは、長谷川羽衣子氏が立命館大学大学院に進学するのであれば、単にローテーションの順番を飛ばしてもらって4番目(2026〜27年)または最後の5番目(2027〜28年)に回してもらえないかと×××新選組の組長もとい代表の山本太郎に申し入れるのがもっとも自然なやり方ではないかと思うのだが、なぜ誰でも思いつきそうなこの方法に触れないのだろうということだ。ローテーション制が法律に定められているわけでもなんでもないのだから、順番を入れ替えることに何の問題もなかろうと思うのだけれど。
これについて私はブックマークで次のように指摘した。
松尾匡氏が "長谷川羽衣子がウチの大学院に来ます——「れいわローテーション」を企むはずがない" と題したnoteを公開した - kojitakenの日記
ええと、れいわ新選組を擁護する訳じゃないけど、比例代表の順位は非拘束名簿式であっても決まっているので古寺多見さんの言う「順番を入れ替えることに何の問題もなかろう」は間違いです。知らないはずが無いけど。
2023/03/05 22:28
私はれいわ新選組については「野党共闘に協力するならば仲間、妨害するならば敵対」というスタンスでいるので、れいわ新選組を擁護する動機はどこにもない。むしろ、大島九州男先生は旧国民民主党の仲間であるから、れいわローテーションには「残念」であるとすら思っている。
だが、それとこれとは別問題だ。私はTwitterでも次のように指摘した。
私は別にれいわ新選組支持者じゃないけど(立憲民主党の党員だし)、比例代表の順位は非拘束名簿式であっても決まっているので古寺多見さんの言う「順番を入れ替えることに何の問題もなかろう」は間違いです。
— 藤原朝臣智貴 【立憲民主党・生長の家】 (一党員・一会員) (@hinotomoki_SNI) 2023年3月5日
そんな初歩的なことを古寺多見さんが知らないはずが無いけど。https://t.co/ONztymYcly
比例代表制は非拘束名簿式でも比例代表の順位は選挙の得票数で決まるため、比例名簿から抹消しない限り順位の変更は出来ません。
— 藤原朝臣智貴 【立憲民主党・生長の家】 (一党員・一会員) (@hinotomoki_SNI) 2023年3月5日
いずれにせよ、比例代表制は欠陥があるし、それを前提にしたローテーション制もまぁ、他党のことだけど立憲なら採用しないだろうな、と。
私は「初歩的なことを古寺多見さんが知らないはずが無い」と書いた通り、当初は古寺多見氏による意図的なものであると思っていたが、どうやら本気で間違いであったようだ。
私からの指摘を受けて即座に記事を削除したことは古寺多見氏なりの誠実さであると思う。もっとも、「日野智貴からの指摘で訂正した」ということを古寺多見氏が認められるかどうかは別問題であるが。
過去にも佐藤公治先生についての間違いを私に指摘されたが、その時は次のような態度であった。
私の指摘(昨日のブクマ)を受けて慌てて訂正しているけど、私からの指摘だとは死んでも認めたくない古寺多見さんであった。(笑)⇒「佐藤には希望の党の在籍歴があるらしいので本当は黄色にすべきところだった」https://t.co/4utQ2zEOR7
— 藤原朝臣智貴 【立憲民主党・生長の家】 (一党員・一会員) (@hinotomoki_SNI) 2023年1月9日
因みに、この時の私の指摘はこちらである。
2022年の参院選の比例票は19都府県で維新が立民を上回った。東京も神奈川も維新が立民を逆転し、愛知でも維新が立民に肉薄した - kojitakenの日記
佐藤公治先生は一度もレイワ神仙組に所属していたことはなく、それどころか希望の党に入っていたので、彼が山本太郎系と言うのは真っ赤なデマ(山本太郎議員は反希望だった)。立憲ナビも彼を黄色で塗るべきだ。
2023/01/08 10:25
ブログへの直接のコメントにもブックマークにも私以外に指摘している人がいないから、明らかに私の指摘で訂正しているのだが、日野からの指摘であることを古寺多見氏は中々認めたくないのであろう。
古寺多見氏は権力というものについての考察が深く、権力を毛嫌いしている結果却って権力が見えていないリベラル派ブロガーと比べて真っ当な記事を書いているが、民主党系(特に小沢一郎系)の政治家が関わってくると変な記事を書くことがある。