すべての「いのち」のために

日本SRGM連盟代表・日本アニマルライツ連盟理事・日本優生思想研究所研究員の日野智貴のブログです。いのちに線引きする「優生思想」に断固反対!(記事内容は所属団体の公式見解とは無関係の個人的見解です)

無実の罪で無期懲役になった親日派中国人・薄煕来


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私の尊敬する、中国の政治家・薄煕来氏は無期懲役判決となり、その判決は確定して待った。一審では、裁判所で「不公正だ!」と怒鳴りつけ、「上訴」の意思があるか確認する前に追い出されたという。
全く、中国の法治主義はどうなっているのか。支那には民主政権は誕生しない、と某右翼評論家は言っていたが、その通りなのかもしれない。


 「不公正だ」薄被告、判決直後に大声でどなる
読売新聞9月23日(月)20時23分
http://news.biglobe.ne.jp/international/0923/ym_130923_4106367183.html
 【広州=吉田健一】23日付の香港紙「明報」などは、収賄や職権乱用などの罪で22日に無期懲役判決を受けた元中国重慶共産党委員会書記・薄煕来(ボーシーライ)被告(64)が、判決言い渡し直後、法廷で「判決は不公正だ」などと大声でどなり、強い不満を示したと報じた。

 山東省済南市中級人民法院(地裁)での判決公判を傍聴した人の話として伝えた。

 同紙などによれば、薄被告は判決読み上げが進むにつれて表情が険しくなり、「不当で、事実に基づかない判決だ。証拠に基づく私や弁護人の意見が全く採用されていない」と怒声を張り上げた。通常は裁判長が上訴の意思を確認するのに、今回はその前に退廷させられたという。

 裁判所は中国版ツイッター・微博で、判決言い渡しが始まったことや薄被告が退廷したことなどは伝えたが、同被告の言葉や怒りをあらわにしたことは公表しなかった。8月下旬の審理で薄被告の反論を伝えたのとは対照的だ。23日付の中国各紙も、2人の警官に挟まれて退廷する手錠姿の薄被告の写真を使い、判決を大きく報じた。薄被告の権力の座からの転落と犯罪者としての印象を強調する狙いがあるとみられる。

 
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 酷いものだ。
薄煕来は無実の罪で無期懲役となった。
日本人の我々は彼の釈放のために運動すべきである、・・・とまで書こうと思ったが、「口だけナショナリスト」の今の政府に、「両親の囚人、釈放」を訴えても無駄か。
なにせ、石川知祐議員を、証拠もなく「裏金」を受け取ったと推認して有罪にする国だもんな、日本は。

上訴こそ認められたものの、薄煕来の判決はそのまま確定してしまった。

これを受けて、私は薄煕来釈放のネット署名を開始したので、興味のある方は見ていただきたい。
http://www.change.org/ja/%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%83%B3%E3%83%9A%E3%83%BC%E3%83%B3/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E5%9B%BD%E5%A4%96%E5%8B%99%E7%9C%81-%E8%96%84%E7%85%95%E6%9D%A5%E6%B0%8F%E3%81%AE%E9%87%88%E6%94%BE%E8%A6%81%E6%B1%82%E3%82%92%E4%B8%AD%E5%9B%BD%E3%81%AB%E5%AF%BE%E3%81%97%E3%81%A6%E8%A1%8C%E3%81%86%E3%81%93%E3%81%A8

日本では、この問題について、全くと言ってよいほど、正しい情報が伝わっていない。
よく、薄煕来は「第二の文化大革命」を起こそうとした「新左派」であるとされるが、在米中国人の薄煕来支持者によると、 決してそのようなことはないという。むしろ、薄煕来氏は「民主右派分子」だということだ。

薄煕来は、反日デモにも否定的であった。日本政府は、彼を釈放するよう、中国政府に圧力でもかけたらどうか。

 
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こういうことを言うと、「陰謀論者」扱いされるが、「権力者共同謀議」というものは存在する。

私はSSHの台湾研修へ申し込みをすると、妹が心配して、「生きて帰ってきてよ」と言った。
反日デモのテレビを見て、妹は中国人に偏見を持っているようだ
しかし、反日教育を推進しているのは、江沢民・習金平の一派だけで、例えば、薄煕来は、反日デモに最後まで否定的だった。

今回の事件を受けて、中国の親日派全人代議員たちは、「あと、十年は何もわからない」といったそうである。
しかし、そうしたことはマスコミは報道しない。
そして、薄煕来が失脚すると、多くの日本人は、「悪い中国人・薄煕来が捕まったぞ!死刑にならないだけましだな」という程度の感覚なのだ。
このような現状では、日中開戦の危機迫る、とさえ、私は思う
これでは戦前と同じだ。

真に日中友好を目指しているのか、というわけだ。

過激な反日派の習金平が主席である限り、「日中友好」など、実現するわけがない。友好とは、相手があって成り立つものであり、一方的に好意を抱くことは、「片思い」という。

日中友好を目指すのならば、中国の親日派が影響力を持つよう努力すべきなのだ。


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