すべての「いのち」のために

日本SRGM連盟代表・日本アニマルライツ連盟理事・日本優生思想研究所研究員の日野智貴のブログです。いのちに線引きする「優生思想」に断固反対!(記事内容は所属団体の公式見解とは無関係の個人的見解です)

失態だらけの日米首脳会談と愚劣すぎるTPP交渉


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TPP交渉では、日本はコメや小麦などの高関税を残すことを、アメリカに認めさせた。一方、アメリカは自動車の関税を維持する。

これでは、「自由貿易」の意味がない。日米首脳会談でこれらの事を発表した後、さらに、牛肉や豚肉の関税をどうするか、という協議を行っているが、コメはともかく、食肉産業を関税で守ろう、という時代遅れの発想は、どうにかならないものか。

さらに呆れることには、TPPの協定に「ISD条項」が入っていることが判明したという。

ISD条項とは、簡単に言うと、大手ファンドが国家相手に訴訟を起こすことができる、というもので、NAFTA(北米自由貿易協定)の例ではカナダ、メキシコ政府は全敗、アメリカ政府も敗北を喫したことがあるという、国家よりも株の投資家が強くなる制度なのだ!

日本政府は「関税」にしか興味がないようだが、TPPの本当の問題は、この「ISD条項」であったり、「食品の安全基準の統一」であったり、するのである。

 
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それにしても、TPP交渉を進めるために、「日米首脳会談」を行ったはずなのだが、首脳会談でオバマ大統領が日本にいる、まさにその時に、麻生太郎とかいう大馬鹿者が、とんでもない失言を行った。

オバマに議会をまとめて交渉する力はない」

馬鹿野郎!!国賓として招いた、一国の元首に、なんという失礼な発言をしているのだ!

その直後の「米韓首脳会談」では、オバマ大統領は慰安婦問題について「おぞましい人権侵害」と発言した。日本外交の、完璧なる敗北である。

だが、それでも「日米首脳会談に成果はあった!」と主張している者がいる。

その例として挙げられるのが、オバマ大統領が「尖閣諸島日米安保条約の適用範囲内」と明言した、というものだ。

しかし、これは「尖閣諸島は日本の施政下にあるから、『日米安保』が適用される」というものであり、例えば、竹島については、わが国の施政下にないから、日米安保は適用されない、ということになる。

事実、アメリカの地名委員会は、竹島を「韓国領」としている。

そうした事実を踏まえたうえで、慰安婦問題でのオバマ大統領の発言を見ると、彼が日本と韓国、どちらを重視しているかは、明らかであろう。

しかも、前述の麻生太郎の失言もある。

彼は、以前にも「(憲法改正は)ナチスの手口を見習ったらどうかね?」「ロシアにとって、(クリミアの)キエフは日本で言う高天原、ロシアのクリミア併合は理解できる」と言っている。

そんな人間に、「交渉相手にはならない」といわれた、オバマ大統領は、日本について、好意的な印象を抱いたであろうか?

むしろ、逆であろう。

オバマ政権は、日本による集団的自衛権行使を支持するようであるが、韓国はすでに、集団的自衛権を行使して、ベトアム戦争に参戦、現地の女性を犯しまくっている。

やがては、日本にも、劣化ウラン弾枯葉剤で汚染されたところで戦え、というに相違ない。

余談であるが、日本が武器輸出三原則を、最初に解禁したのが、韓国軍のPKO部隊である、というのが、印象的であった。

このままでは、日本は米韓の奴隷国家になるのではないか?

そして、親中色を強める米韓の内政干渉、移民年間二十万人受け入れ、等によって中国の侵略に対する生け贄になりはしないのか?

極めて、不安である。


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