すべての「いのち」のために

日本SRGM連盟代表・日本アニマルライツ連盟理事・日本優生思想研究所研究員の日野智貴のブログです。いのちに線引きする「優生思想」に断固反対!(記事内容は所属団体の公式見解とは無関係の個人的見解です)

子供は無事なのに「遺棄で逮捕」?“桑を指して槐を罵る”前にすべきこと

こんなニュースがありました。

www.yomiuri.co.jp

子供二人を自宅で置き去りにした夫婦が、遺棄容疑で逮捕。それだけ聴くと確かにふざけていますし、それは事実なのですが、過剰なバッシングはどうかな、と考えます。

この「事件」ですが、子供は無事元気です。先ずは、その事を祝福してあげるのが、人の道です。
父親が無職と報道されていますが、奥さんは派遣社員ですし、フリーターでも報道では無職になることがあります。何らかの事情で失業していたのかも、知れませんね。
育児の大変さを考えると、最初から殺してしまう中絶よりも、子供が三歳になるまで頑張り、衰弱もさせず元気に育てている分、遥かにマシだと思いますよ。

記事には次のように記していますね。

11~21日に同市内のビジネスホテルに滞在しており、「夫婦2人でゆっくり過ごしたかった。食事は数回(自宅に)持っていった」と供述しているという。

身勝手な言い分ではありますが、常に家を空けて言訳ではなく、子供に目立った外傷もなければ衰弱もしていない訳ですから、最低限の務めを果たしてはいるわけです。
産まれてきた後は社会の責任もあります。一方的に断罪するのは、中絶を推奨しているようなものです。


誤読するアホが絶対出てくるので、念のために言いますが、言うまでもなくこの両親はクズです。
しかし、クズな親だからと言って断罪する人が多い結果
児童相談所による職権濫用
・経済的理由による中絶(胎児殺害)
と言ったことが誘発され、更に悪い現象が現れてしまいます。
そもそも、家族の絆や地域の絆がもっと強い社会であれば、子供たちだけが家に放置されるようなことには、なっていなかったはずです。
この二人を断罪する暇があれば、他に育児を頑張っている夫婦を助けたり、家制度復活のために活動したり、するべき事は山ほどあるのです。